琵琶湖ホテル イタリアンダイニング ベルラーゴ 訪問日 11/30 前編

琵琶湖ホテル イタリアンダイニング ベルラーゴ 訪問日 11/30 前編
気が付けば既に11月も最終週。
やって来たのは抹茶シーズンで異色の百人一首というテーマで魅力してくれたこちら。

琵琶湖ホテル、
イタリアンダイニング ベルラーゴにて行われる、

秋のスイーツ収穫祭と題されたスイーツビュッフェ。もうかなり前から開催されていましたが日程上調整していたら結局最終日になってしまいました。季節的にも秋と言うより、

クリスマスの時期ですからね…。若干出遅れた感は否めませんが気にせず参りましょうか。
前評判は上々らしく、かなり期待出来ると聞かされていましたので楽しみにしてきました。まぁこの入り方は結果的にあまり良くなかったパターンにありがちなのですが…。15分前から店内へ案内が始まりました。ここは写真撮影の時間をちゃんと作って下さるのがありがたいところです。

 

サムネも珍しくしっかりと撮影。美しい。
まずはとりあえず各スイーツの写真だけ。

トップにはふんわりと被せられた生クリーム、りんごの風味がほんのり感じられるクグロフはしっかりとした食感。時折見せるバジルがアクセントになってました。

確かクグロフは以前も登場してましたね。初っぱなからこんな風に書くのもあれですが何と無くこれじゃない感が…。この後紹介するスイーツに関しても同じような感覚でしたが全体的に寂しく感じてしまいました。他の参加者の方も『これだけ?』という声や『前来た時はもっと良かったんだけど…』といった声が聞こえてきたので恐らくリピートされてる方も半分程度は居たんだと思われます。私自身もやはり目安となる前回の内容と比べてみると確実にパワーダウンしたなというのが本音ですね。

カードルは枠型の器具を指す言葉のようですね。中央には冷たい食感の青リンゴのペパンが。ちなみにペパンは調べたところフランス語で『種』を意味するそうです。直訳すると青リンゴの種、になりますね。こちらのムースには白味噌とヨーグルトが隠し味として入ってるそうです。テイストとしてはヨーグルトの風味が大半を占めるような感覚ですが他で頂くムースとは若干違うかなという感じ。それが白味噌なのかどうかはさておき。

詳しくレポする前に途中から完全に品切れしていました。その辺については後編で詳しく説明。カードルは3種類並べられていましたがどれも素材は違えど似たようなテイストでしたね。

中には同じように今度はグレープフルーツと枝豆のペパンが。枝豆よりもグレープフルーツの割合が多いような印象でした。ムースは林檎が多く感じられるテイスト。

ここのショートケーキが他とは決定的に違い点としてスポンジと生クリームの比率が挙げられるかと思います。圧倒的に生クリームが多く、全体的に柔らかな食感なのも特徴です。良い意味で家庭感がありますし、万人受けするテイストですね。

こちらも洋梨と同様にふわふわの生クリームが印象的でした。いちじくの風味も十分に感じられますし、今回一番スタンダードな美味しさという意味で高評価だったのはショートケーキかも知れませんね。

こちらと下のタルト2種がホール系では見た目のインパクトが一番強かったと思います。ナパージュとマスカット&巨峰が目を引く、それぞれ異なるぶどうを使ったタルトでした。相変わらずここのタルトは絶品。これを食べに来るだけでも十分価値はあるでしょうね。重すぎず、かと言って物足りない訳ではなく。丁度良い塩梅なのが絶妙です。素晴らしい。

こちらも抜群のいちじくタルトでした。タルト台がサクサクとしており、定番のタルトが好きな人は確実に虜になるでしょうね。

シナモンでしょうか。微かに感じるスパイスの香りと滑らかな舌触りのさつまいもが他とは違うテイストでした。所謂一般的なさつまいものタルトを想像するとそのギャップに驚かされるかも。

ポンヌはりんごを意味しているんでしょうか。ポンム→ポムはりんごなのですが…。オリーブオイルをかけて頂く焼き菓子のような感じ。薄く仕上げたアップルパイを想像するといいかも知れません。

ここからはもうひとつあるサブのビュッフェ台に並んでいたスイーツです。このミルフィーユも明らかに力不足。まだニューオータニのナポレオンの方が数段上でしょう。

これも取り立ててレポする必要も感じず…。純粋にスイートポテトで勝負するなら外側の土台部分は別に無くても良かったような。食感としても萎びた感じであまり好みではなかったです。

シフォンケーキはあまり得意ではありませんが素材的には非常に面白い組み合わせでした。山椒を使ってる辺りも良いですね。

まんまる赤りんごのムース
酸味よりも甘味を押し出したりんごのムースの中央には生のりんごをジュレ風に仕立てたものが忍ばせてありました。
まんまる青りんごのムース
酸味が際立つムースの中央にはこちらも生のりんごをジュレ風に仕立てたものが入っていました。正直食べてて面白いなと感じたのはこちらの2種類くらいですかね。後は至って普通。

2種類用意されていたボンボンショコラはこちらの名物。人気なのも頷けます。グリーンの彩りが美しいショコラを頬張ると中には濃厚なマスカットのガナッシュが。

こちらもマスカットと同様に表面のコーティングが美しく見事。同じぶどうでもやはり種類が異なれば感じるテイストも違ってくるもの。表面のカリっとした歯応えのチョコレートと滑らかなガナッシュが癖になる一品。

カロンもそれぞれ2種類用意されてましたが私としてはショコラのノワールカロンの方が解りやすくて好みでした。どちらとねっとりとした定番の食感で悪くなかったです。
一応ビュッフェ台に並べられていたスイーツについてはこれで全部になります。それ以外の細々したものや軽食なんかについては後編にて。
う~ん。期待し過ぎたのがいけなかったのか、それともたまたま参加したタイミングが悪かったのか解りませんが終始パッとしない感じでしたね…。何と無くスタッフの動きや熱量みたいなものも前回とは比較にならない程下がっていたように思えますし。それが最後だから気が抜けていたのなら別に構わないんですけど開催中ずっと同じ状態ならちょっと酷いな…と感じてしまいます。総評は後編で書きますけど来季の苺シーズンが思いやられる内容になってしまったのが残念。
ではまた次回。