À demain(ア・ドゥマン ) 訪問日 10/31
10月の最終日、ハロウィン当日の夜にやって来たのはこちら🎃アドゥマンさんにお邪魔させて頂きました。七夕でのスイーツビュッフェ以来の訪問です。テーマはもちろん、前日にも開催されていますがこの日がハロウィン当日ですからね。料金は前回と同じなのか覚えてませんがもしかすると少しアップしてたかも知れません。ただスイーツも軽食もスペシャルだと聞いていたのでかなり期待してやって来ました(笑)何しろハロウィン当日なので。締めくくりに相応しいビュッフェだと嬉しいのですが果たして。
この日は特に予定も入れてなかったのもあり、開始時間の30分前にはお店へお邪魔させて貰いました。準備の邪魔になるかも知れないと思ったのでお店には前もって確認取っております。全然大丈夫ですよ〜と仰って頂いたので安心致しました(笑)窓際の一人がけの席ならどこでも大丈夫そうだったので一番奥まった席にしてみました。外はまだ明るいのですが1時間後くらいには暗くなってましたね。スイーツを取る為の小さなトングと大きめのプレートが用意されており、お皿は使い回しではなく、新しいものがビュッフェ台付近に置いてありました。
私が訪問したタイミングだとやはりまだ完全にショーケースの中身は整っていなかったのですが6割近くは既に用意されていた感じです。
この前は写真撮影が禁止されていたのもあってか、妙に撮影したい欲が出てたり(笑)
別にそれが目的ではないんですけど今回改めて思ったのはやはりスイーツビュッフェと写真撮影は切っても切り離せない大切な要素だという点。ケーキバイキングなら撮影禁止でもしょうがないか…と思っちゃう。あちらはケーキを販売するお店だし、ましてや一般のお客様も来られますから。他の客の邪魔になるのは論外なので。
けどスイーツビュッフェは違うと思うんですよね。ここ最近の流れはホテルやお店自体もTwitterやインスタ等のSNSを使った新規客の呼び込みや活動を積極的に行っています。むしろそれありきだと言っても過言ではないくらい。まぁそれが良いか悪いかはともかく、スイーツビュッフェを楽しむ1つの大切な要素になっているのは間違いないと私自身も感じています。実際撮ってるのは楽しいですからね(笑)
だから出来るだけ撮影する行為自体を無くす流れにはなって欲しくないなと思ってしまう。禁止にすると必ず抜け道を探してグレーゾーンの行為をする人が出てきますしね。密になるのを避けるならやり方はあるような気がしますし。ホテルやお店側もコロナ対策で大変だと思いますが何とか継続していって欲しいところです。
とまぁ私の個人的な思いはさておき。
せっかくのハロウィンですから楽しんでいきましょう〜。まずはサムネから。
調子に乗ってしまった成れの果て(笑)
以前だと結構グラス系のメニューも多かったような印象ですが今回は必要最低限のものだけで後は通常のケーキやスイーツが多く並んでいました。事前に予告されていた通り気合い入ってるじゃないですか。これは期待出来そうな予感。楽しみです。
では各スイーツのご紹介。チョコレートを使った食べやすいミニサイズのショコラタルト。表面には生クリームが絞られており、タルト台の上にはブロンドチョコレートを連想させる少し苦味を効かせたキャラメルチョコレートとその下にはまた異なる濃厚なチョコレートソースが。タルト台自体もザクザク食感で非常に良い仕上がり。確かにこれはうまい。これ誰が書いてるんでしょうね?(笑)スイーツビュッフェには欠かせない定番のマカロンも可愛らしくおばけの装いで登場。下手なホテル系のビュッフェよりも凝ってたので驚きました。サクッとほどける優しい食感のマカロンには甘酸っぱいカシスとチョコレートの組み合わせが良く合います。以前まではグラスに入ったショートケーキがここの定番スタイルでしたが今回はオーソドックスなスタイルでした。ただハロウィンなので鮮やかなパープルカラーですけどね(笑)
表面には軽い食感の生クリームとジェノワーズ生地。色合いが紫だったので紫芋でも使っているのかなと思いましたがテイストとしては別に変わったものでもない感じですね。よく見かける定番の苺ショートという感じ。見映え的には非常に面白いんですがやるなら中の素材にもこだわって欲しかったかな。オレンジテイストなのは見た目とネーミングで解りましたがまさかフレジェをアレンジしたものだとは。フレジェにオレンジの組み合わせは初めてですね。中は本当にフレジェそのもの。このケーキの要というべき濃厚なバターの香りと風味がたまらないムースリーヌにはオレンジのフレーバーが閉じ込められていました。トッピングだけではなく、しっかりと中にもフレッシュなオレンジの果肉が入っていたのには驚き。フレジェは元々フランスが発祥の春を告げる苺を使ったケーキです。日本でいうショートケーキですよね。ただバタークリームが使われているので全体的に重くなりがち。柑橘系であるオレンジを組み合わせる事で重さを感じさせず、ライトテイストに仕上げられていたのは素晴らしいと思います。今回は他にも沢山良いと感じたスイーツはあったんですがフレジェ好きとしてはこのオレジェが一番好きだと感じたケーキでしたね。鮮やかな血のコントラストが怪しげな美しさを醸し出すムースケーキ。表面には爽やかな甘味のライチムース、その間にはライチのゼリーがサンドされており、下の層には甘さを控えた苺ムースという構成のムースケーキでした。こちらは全体的に甘さを控えたテイストで食べやすい印象。箸休めには丁度良い内容なのも良かったと思います。酸味が際立つカシスムースの下には濃厚なショコラムースの組み合わせ。チョコレートとカシスも合いますからね。底にはクランチ状のチョコレートが使われていました。スタッフの方がオススメされてるだけあり、自分も気付いたら何度もリピしていましたね。カシスの甘酸っぱさとチョコレートの相性も抜群でしたし、食感も面白い内容でした。今回唯一のロールケーキ部門。
甘酸っぱいパッションフルーツを使ったクリームが中央には入っています。クリームにはホワイトチョコを使っていたようですが風味としては弱めだったかな。外側の生地はブラックカラーのココアスポンジでした。決して悪い内容ではないんですけど何かもう少しインパクトが欲しいところ。ただパッションフルーツをロールケーキに組み合わせていたのは面白かったですね。これからに期待。
お馴染みのチーズケーキですが今回はNYスタイルでした。細かい配慮ありがとうございます(笑)口に入れた瞬間に広がるのは爽やかなチーズの酸味。そこにカリカリとしたくるみの食感と香ばしい風味。最後に僅かですが塩気が伝わってくるのが面白いですね。以前出ていたチーズケーキは正直あまり好みでは無かったんですがこれは最高。スティックタイプになっていたのも良かったです。ブラウニーは本格的にブランデーを使った大人テイストに仕上げられていました。表面はパリパリとしたチョコレートでコーティングされており食感が楽しめます。中はしっとりとしていて苦味が際立つ大人仕様。くるみもアクセントになっていますね。最後にブランデーの香りが鼻から抜けていく感覚がたまりません。今回かなりクオリティ高いっすよ。これもお酒が程よく効いていて酒好きとしてはたまらないメニューでした(笑)定番のクリームブリュレも秋らしいかぼちゃを使ったものが今回は並んでいました。素朴ですがまた食べたくなる美味しさですね。砂糖の甘さというよりもかぼちゃ本来の甘さを生かした作りなのでくどくないです。この季節定番のモンブランは大胆なスタイルで登場。ちなみにクリュとはフランス語で『生』という意味だそうです。なので今回だと生のモンブラン的なニュアンスですかね。濃厚なモンブランペーストと生クリームの組み合わせにメレンゲで作った生地の食感が他とはまた違うテイストを醸し出します。この前もハリエでメレンゲ生地のモンブラン食べましたけど食感が非常に面白いんですよね。タルト台を使うよりも重さを抑えられるのも利点ですし、個人的にはこちらの方がビュッフェメニュー向きかも知れません。生チョコレートなんですがかなりラム酒が強めに効かせてありましたね(笑)
ここまで強いのは私も頂くのが初めて。ブラウニーと同じく、個人的にはめちゃめちゃ好きですよ(酒好きなのでお酒は大歓迎)
ただかなりラム酒の風味が強いので好き嫌いは分かれるかも知れませんね。食感が面白いなと思ってたらレーズンとオレンジでしたか。これ非常に美味しいんですけど車乗る人は何個もいかない方が良いかも知れません(笑)結構アルコール強めだと思いますので。アマレットはイタリア語で少し苦いものという意味。実際はアーモンドのような香りが特徴のリキュールみたいですね。かなり甘さは控え目に作られてました。アマレット、まぁ簡単に説明するとアーモンドミルクをパンナコッタにしたような感じです。
ザントクーヘンは確か以前にも並んでいましたよね。かなりしっかりとしたパウンド生地だったように記憶しております。バタークリームには紅茶の香りがたっぷり閉じ込められており、名前の由来通り砂のように崩れる食感の生地にもほんのりと茶葉の香り。相変わらずこのシリーズはクオリティ高いっすね。比較的重さのあるメニューなんですけどバタークリームが好きなので何個も食べちゃいました(笑)
プリンもいつもはグラススタイルですが今回は豪華なビュッフェ形式でしたね。懐かしのプリンというだけあってか、ノスタルジーな昔懐かしい固めプリンになっていました。久し振りにこういうの食べたような気がします(笑)食感としてはかなりハード系のクッキーで2種類ともテイストが異なるものでした。黒い方はココアテイストで香ばしい薫り。白い方はよく見かける通常のクッキー生地。どちらも固めの食感でザクザクなのが良かったですね。指クッキーがザクザクなのに対してこちらはしっとりとした生地。さつまいものほんのりとした甘みが口に広がる優しいクッキーでした。シナモンの香りも良き。クッキー系のメニューの他にも焼き菓子からは本格的なカヌレまで並んでいました。しかもこちらはラムを使った変化球。もっと全面的にラム酒が来るのかと身構えてましたが後からほんのりラムの香りが伝わってくる感じ。ねっとりと濃厚な仕上がりで非常にクオリティは高いと感じました。回りがカリカリで中はとろりとしているので食感も抜群です。カヌレは今までも色々と頂いてきましたけどその中でもかなりレベル高かったと思いますよ。本当に美味しかったです。そしてここからは軽食メニューのご紹介。以前までは盛り合わせのプレートでの提供スタイルでしたが今回は軽食メニューに関しても各自で取り分けられるビュッフェスタイルへと変更されていました。何と言うか、子供の頃給食の時間に夢中で頬張って食べたコッペパンを思い出しましたよ(笑)良い意味でものすご〜く庶民的な味。多分ホテルのビュッフェには出てこないテイストなんじゃないかな。普段こういうの食べない事も多いんですけど思わず食べてしまいました。見た目的にもかわいらしいですしハロウィンっぽいですよね。こっちはかぼちゃを使った巾着包み?みたいな感じ。素材そのものの甘さや風味が伝わるメニューなので食べると秋を感じさせてくれる料理でした。
こちらはアドゥマンでのビュッフェではお馴染みの肉系の料理メニューですね。野菜とお肉たっぷりでさっぱりとした仕上がり。口直しにも最適だと思います。サーモンを使った冷菜メニューになってました。カルパッチョみたいな感じですかね。肉や魚のメニューがあるのは非常にありがたいです。大抵はパスタとかサンドイッチみたいに炭水化物オンリーのところがほとんどなので。これ前にも出てきたような記憶があるんですけど卵を使った料理なんですが正式には何と呼べばいいんだろう?スパニッシュオムレツみたいな感じだと思いましたがじゃが芋は多分入ってないっぽいんですよね。似たような料理にフリッタータってのがあるようでそっちはイタリアでいうオムレツだそうです。明確な違いはよく解りませんがこれが結構美味しくてお気に入りでした。後は定番のサラダコーナーですね。彩りが綺麗なのも素晴らしい。忘れるところでしたね。毒々しい、もとい、見た目鮮やかなパープルカラーの紫芋を使ったシチューも今回は用意されていました。見た目特化の料理かなと思いきや結構美味しかったです(笑)今の時期だとかぼちゃスープとかがマストなんですけど紫芋を使ったスープってのも面白いですね。
えー実はこの他にも明太子パスタや煮込みハンバーグ的な料理がビュッフェ開始直後に登場してました。ただ既にスタートした後で気付いたもので残念ながら撮影は出来ませんでした(笑)一応お皿には盛り付けてますので後程紹介させて頂きますので。
では当日の様子なんかも含めつつ実際に頂いたスイーツや料理なんかのご紹介。前回までは90分制のビュッフェでしたが今回は17:00〜19:00の2時間制になっていました。時間を気にせずゆっくりと落ち着いた時間をお洒落なカフェで過ごせるのはここの利点でしょうね。
一応予約も取っていたみたいですが多少空いた席に関しては当日でもビュッフェが利用出来ていたようです。ただ正直スイーツや料理の補充等の関係もありますからわざわざ途中から参加するメリットはあまり無いと思います。行くなら予約して最初から参加する方がオススメ。
開始時間になってもすぐにはスタートせず、各テーブルへ飲み物のオーダーをされていました。それがあらかた終わった段階でようやく合図がありビュッフェのスタートとなりました。まぁ2時間制ですからね。とは言いつつ補充がどの程度行われるのかも解りませんのでスイーツだけは早めに確保(笑)これは鉄則ですので。お皿が大きかったので助かりました(笑)
前回も感じましたがショーケース周りの混み合いが他のホテル系ビュッフェよりも窮屈に感じてしまいます。カフェでのビュッフェだとお皿をオープンスタイルにしているところがほとんどだと思うんですがここはショーケースにスイーツが並べられているので衛生的にはありがたい反面、ショーケース自体も小さいので多人数が取るには少し不便に感じます。特に取り出し口がスライド方式になっている為、誰かが取ってる場面では待たないといけないシーンが頻繁に発生していました。その他だと各自で取り分ける形のスイーツは狭いケース内でスプーンを使ってお皿に取る必要があったり、少し不便だと感じる瞬間がやや多かった印象です。とにかく軽食が今回はいつもより豪華になっていたのが個人的には満足感として高いと感じましたね。カフェで提供されるビュッフェの軽食メニューとしては素晴らしい内容だと思いますよ。ただ途中からは完全に品切れしてしまったメニューが半分以上あったのに対して補充はストップしていたのは残念でした。サーモンうまうまです。とにかくギッチギチに盛り付けております(笑)モンブランやブリュレ、パンナコッタ等、スプーンで各々取り分けるメニューが多かったので盛り付けに少し苦労しました。出来るなら盛り付け専用の大きめスプーンとかあるなら用意して下されば非常に助かります。
今回はこれで終了。ご馳走さまでした。
アドゥマンでのハロウィンスイーツビュッフェ。最後に感想を少しだけ。
まずスイーツに関してですが今回どれもひとつひとつのクオリティが格段に高いと感じる内容だったと思います。ハロウィンがテーマだったので見た目重視なのかと思いきや、どちらかと言えば大人が楽しむハロウィンという雰囲気だったのも印象的。
中でも個人的にはやはりオレジェが美味しかったですね。フレジェが好きなのでどれが一番と聞かれると選ばざるを得ない(笑)
ただオレジェ以外にもラム酒や洋酒を使ったカヌレ、ブラウニー、生チョコなんかはメインを張るようなスイーツではないものの今回のビュッフェの質を格段に底上げしてくれたメニューだったと感じました。あの辺のスイーツがもし仮に一般的なケーキに変わっていたとしたらもう少し評価は下がっていたかも知れません。
軽食メニューは相変わらず美味しい。どれも良い意味で家庭的なカテゴリーに分類される温かみのあるメニューばかりが並んでいました。ただ先にも書いた通り途中からはほんの僅かなメニューを除いては品切れしてしまったのが残念。美味しかっただけにまた食べたかったなと思えるメニューも多かったので余計にそう感じてしまいました。これだとわざわざ食べ放題形式にするよりは以前のようにプレートで持ってきて貰う方が良さげかも。好みのメニューがあれば再オーダー可能、みたいな。
総合的に見ると値段ぶんの価値はあったかなという感じですかね。少なくとも私個人としては前回より満足感は高かったように思いました。もし次回あればまた参加したいところです。とても楽しいビュッフェありがとうございました。
総評
スイーツ★★★★
軽食★★★★
サービス★★★☆
雰囲気★★★★
価格★★★☆