ホテルヒューイット甲子園 ポモドーロ 訪問日9/23 前編

早いもので9月も後半戦ですね。
この日は先週に引き続き、三連休の最終日。
さすがにもう暑さは落ち着いてきたような感じですがこちらの日程に合わせたかのように台風も近付いてきてたのはやはり何かのジンクスとしか。
どこもかしこもハロウィンに染まりつつありますがこちらも徐々にそんな雰囲気が漂っております。
ホテルヒューイット甲子園
オールデイダイニング ポモドーロにやって来ました。(いつも用意されてある案内板が見当たらず公式から写真お借りしております)
かなりお久し振りでしたね。甲子園ロスと呼べばいいのか。月に一度はここへ訪れないと何だか調子出ません。そのくらい私もそうですし、恐らく皆さんが楽しみにしている場所だと思います。
ちなみに今月は『秋の収穫の世界』。栗と林檎とぶどうの出会い、だそうです。
それでもここを訪れる最大の魅力はコスパの良さだけではありません。『ここにしかない』スイーツを皆さんきっと求めての事でしょう。私もその中のひとりです。ドキドキとワクワクを閉じ込めた、キラキラとした宝箱のような空間がスイーツビュッフェの本来あるべき姿なんじゃないかなと最近はそう感じています。それは決してインスタ映え等の見かけ倒しではなく、訪れる人を最大限に喜ばせようとして日々腕を磨いてくれているシェフやスタッフの方たちの心がスイーツに現れているんだと思います。少なくとも私はそう信じてますし、そうあって欲しいと願っていますので。
基本ぼっち野郎なんですがありがたい事にお声がけして頂く機会が増えております。すっかり忘れられているんだとばかり思っていましたがこんなブログでもまだ意味合いがあるのならば続けるべきなんでしょうね。あまり直接言う機会も少ないので改めてお読み頂き感謝致します。
いつも以上に参加者の数も多かったんですが(恐らくほぼ満席)個人的に久し振りに見掛ける顔ぶれもいたりとまた違った意味でも楽しませて頂きました。それにどこがソースなのかは分かりませんが皆さん口々に『カオス、カオス』と仰っていたような…。他の方のブログを読まないのでアレですが他のブロガー様もカオスとか書かれているのかな。私以外こんな中二病みたいな言葉を選んで書いている人がいるとは思わなかったもので。私自身がソースという可能性もありますが…。
まぁそれはさておき、まずはサムネから。
あと今回の席番ですが、
前置き長々と失礼しましたが早速ポモドーロでの『秋の収穫の世界』スイーツビュッフェ、いよいよスタートです。
いきなりグラスデザートからご紹介。
甘酸っぱいベリージュレにはフルーツがたっぷりと入れられており、その下には杏仁豆腐をゆるくしたようなものが敷かれていました。
表面のクランブルはクロカンと呼ばれ、キャラメリゼされたクルミで作られているみたいですね。若干苦味が強い印象を受けましたが中はスタンダードなプレーン生地にバタークリームという構成。何となく甘みの中に生姜等に似ているスパイス的のような風味を感じたもので気になっていつものシェフにお話を伺うと入っているのは上記の材料で間違いないそうです。後から聞くとクランブルのキャラメリゼを強めにしたのでもしかするとその苦味がそう感じさせたのかも知れませんと仰っていました。確かに言われると口にした瞬間に一番残ったのは苦味でしたからそう思ったんでしょうね。いつもながら丁寧に説明して下さり本当にありがとうございました。他にも色々と聞かせて頂けたので覚えている限り書いていきたいと思います。あと余談ですがシェフによると今回は前回からの時間が空いたぶん、若手の女性パティシエの方が手掛けたスイーツも多く並べられていたそうです。来月はいつもと同じようにシェフが作られるスイーツが並べられるみたいですが。このフランクフルタークランツも若手のパティシエの方が作られたそう。
色々な場所でこういったムースケーキは頂いてますけどやはりここを上回るところは中々現れませんね。直接言う機会もあまり無いので今回お話を伺った際にここのムースケーキのクオリティの高さを伝えさせて頂きました。ある意味ここの代名詞のような存在ですからね。メインを張るものではなくとも無ければ全体が締まらない。今回のテーマは秋の収穫の世界ですよね。なので重たいと分かっていながらも栗や芋等の秋ならではの素材を使わざるを得ません。それに伴ってタルトやパイなんかの品数も増えますから全体的に重くなりがちなんですよ。多分普通のスイーツビュッフェなら良く見掛けるゼリーくらいしか味変させるものはないでしょう。けどここはムースケーキを使ってその重さを緩和させています。それだけではなく、素材の組み合わせの妙も素晴らしい。アスパラやらアボカドなんかの変わり種なんかがそれ。それらが単に奇をてらったものじゃなく中身も伴っているから凄い。ここ以上に楽しませてくれるビュッフェはないんじゃないかな。
ふんわりとしたブッセの間にはマロングラッセを細かくカットしたものとクリームが入っていました。
相変わらずここのタルトはクオリティ高いですね。密漬けにされたさつまいもの食感と風味がザクザクとしたタルト生地と良くマッチしてます。
再び抹茶まみれ…ではなく今回のテーマは先にも書きました通り『秋の収穫の世界』です。このタイミングで抹茶?と思いましたが一口頬張れば爽やかな抹茶の香りと風味が口いっぱいに広がる美味しさはさすがの一言。冷やし固められた抹茶クリームにココアではなく抹茶を染み込ませたウェットな食感の抹茶スポンジが抜群のクオリティ。その下には濃い目のガナッシュ。幾重にも折り重なるオペラも抹茶で上手く纏められていました。何故に抹茶?と思われるかとは思いますがこれもお話を聞くと秋がテーマという事なので他のスイーツが栗や芋等を使ったものが多くなるのを懸念して全体のバランスを取る為に抹茶を投入したのだとか。計算されてますよね。何処とは言いませんけどネーミングだけスーパーなケーキを並べている場所よりこちらの方が全てにおいて上回っていましたよ。
ポモドーロ自体お久し振りでしたがここのショートケーキがふと食べたくなるんですよね。特別感はないものの飽きのこないテイストに仕上げられています。生クリームの中にも数種類のフルーツが入っており、瑞々しい果実の風味も感じられるショートケーキになっていました。
今回もバラエティーに富んだスイーツの数々を披露して頂きましたが最初に言っておくと私が一番気に入ったのはこのキャラメルフィグです。え、これ?と思いますよね、普通。でも実際食べた人なら分かってくれるはず。中身はねっとりとしたポモドーロオリジナルのキャラメルなんですがそこに無花果を合わせているのが非常に面白い。そして何より抜群に美味しい。フレッシュな無花果ではなく、あえてドライの無花果を使っているのは粒々とした食感をより引き立たせる為らしいです。こういう使い分けもあるんですね。これ結構人気だったみたいで無くなるのも早かったですよ。それでも途中までは補充もなさっていたのですがさすがに終盤にはキャラメルショコラの方しか残っていませんでした。普通に売って欲しいレベル。またいつか食べてみたいですね。
この辺は以前も見かけたやつかな。
難しい名前ですが分かりやすく説明すればサクサクとした食感が癖になるポモドーロ特製のアップルパイでした。調べてみるとパイ生地で林檎を包み、模様をつけて焼いたフランスの菓子パンらしいですね。ちなみにショーソンとはスリッパの意味で形がスリッパに似ているところから名付けられたそうな。甘酸っぱい風味があとを引きます。これも途中から姿を見なくなりましたが残念ながら終盤には完全に品切れでしたね。
中心にはネーミング通りスイートポテトのクリームがぎっしり詰まっていました。生クリームとスポンジには黒ゴマが散りばめられており、食感としても楽しみながら頂けました。スイートポテトと聞くと重そうな印象を受けますが甘さを抑えてあるぶん軽い仕上がりになっています。純粋なケーキ部門だとこのロールケーキが個人的にはハマりましたね。その証拠に後半にもリピしてましたので。こちらは若手のパティシエの方が作られたらしく、スポンジもふわふわ系ではなくあえてしっとりとした食感になるように工夫されたんだとか。中のスイートポテトのクリームと合わせる為に試行錯誤したんでしょうね。たまたまお話を聞いてる時側に居合わせたもので直接感想も伝えられたので良かったです。ここもまだまだこれからどんどん進化していくんじゃないかなと期待させてくれますね。楽しみです。
この辺のフィナンシェももう少しじっくりと味わってみたかったですね。一般層からすればこういう焼き菓子とかってインスタ映えもしませんし、スルーされがちでしょうけどこういう焼き菓子がしっかりと作られているところは他のスイーツも期待出来ますよ。逆を言えばこの辺を業務用で適当にまかなってる場所は他のケーキもあまり期待しない方がいいんじゃないかと。参考までに。
THEモンブラン!という感じ。もう何も語る必要ないですねこれは。素晴らしいです。
シフォンケーキもここのシェフにかかればこんなものに様変わりしてしまう。ふんわりとした生地にビターなショコラと時折顔を見せるアーモンドの薫りが大人のティータイムを演出させます。これに関してもシフォンケーキ自体のチョコレートを強くしすぎないようにしたのは上のクリームとのバランスを考えての調整だったとの事。シフォンはあまり得意ではないですがこれは美味しかったです。甘過ぎないのが良いですね。
ただの黒ゴマプリンかと見せかけて、そこはやはりポモドーロ仕様。黒いゴマの層と少し淡い色合いの層とでテイストが異なっていました。表面に乗せられたジュレ?のようなものの正体が何だったのか分からず。これも訊いとけば良かったですね。申し訳ありません。
このブラマンジェも普通に美味しくて美味でした。今回はタルト系や比較的重めの内容でしたのでいつも以上にこういったグラスデザートの需要が高まったんだと思います。後半にはどちらも品切れになっていました。まぁ参加者もMAXでしたからね。人気のあるスイーツに関してはある程度早めに取得しておくのがベターでしょう。
珍しく食べましたのでこれも後編でご紹介。
とりあえずスイーツはこんな感じでしょうか。軽食等に関しても次の記事でまとめますので。
とにかく書きたい事や伝えたい事が今回は多すぎて上手く文章に書き表すのが難しい。
誤字脱字等あるかとは思いますが多目に見てやって頂ければ幸いです。己の文才の無さを嘆く。
それではまた次回に。































