パティスリー アンジャルダン 訪問日3/21 後編

パティスリーアンジャルダンでのケーキバイキング、いよいよ後編です。
2Fのカフェスペースに入るとケーキバイキングの予約者の名札が各テーブルに用意されていました。私の席はここ。
とにかくカフェスペースが吹き抜けで広々としていて気持ちいい。狭い場所よりもこのくらい広い方がやはり食べてても気持ちいいですよね。
私の後に女性お一人様が来店され、ケーキバイキングの開始時間が迫ってくると2Fにスタッフがそろそろケーキバイキング始めさせて頂きますと案内されました。
1Fに降りると先程の女性が先に支払いを済ませていました。こちらも簡単に説明を受けて支払いを済ませます。最初にオーダーするケーキを3つ選び、2Fのカフェスペースに戻って待ちます。
支払いを済ませるとこちらも渡されました。
時間厳守というやつです。
この日のメニュー。
マカロンなんかはバイキング対象外ですね。
とにかく種類が多いのと制限時間が70分ですから、更に私の場合は写真を撮りつつ、メモしながらなので結構大変だったり。自分だけだったらありがたいのですがこの日は3組でしたのでオーダーのタイミングなどまぁ輪をかけて大変でした。
飲み物はアイスコーヒーです。
もちろん自分で入れます。セルフがありがたい。
ちなみにお店に入る前にサラダを近くの公園で食べてきつつの臨戦態勢です。後は各種サプリ。
意味があるとは思いませんが一応ね。
それでは記念すべき最初のオーダーです。
それぞれ頂いた順番に写真と共に感想も書いていきます。

【桜のモンブラン】
事前情報でモンブランは確か3種類だと聞いてましたが当日ショーケースを撮影すると『桜のモンブラン』なるものを発見。オーダーする順番も決めてましたが急遽予定を変更してオーダーを決めました。ほのかな桜の香りが春を予感させる淡いピンク色の桜クリームと生クリーム。中にはしっかりと食べごたえのある栗が入っていました。あんこにも桜が入っているみたいですね。ひとつひとつの素材にも手を抜かずに仕上げられているのはさすが店売りのケーキだなと思います。最近はこういう和の素材を使った洋菓子も増えてきましたよね。和スイーツというやつでしょうか。

【オレンジショコラ】
表面には艶やかなグラサージュをコーティング。ほのかな酸味が感じられるオレンジのムースと濃厚なショコラムースが相性抜群です。オレンジの風味がしっかりと生かされていました。この組み合わせは外れませんね。素直に美味しいです。
【苺のショートケーキ】
やっぱりこれは必ず注文しますよね。
ショートケーキを食べると大体そのお店の感じがある程度分かるような気がします。
定番のショートケーキですがスポンジはふわふわ系というより、しっとりとしたタイプ。生クリームもとても上品に仕上げられています。
個人的には生クリームが多い方が好きなのですがスポンジが全然くどくなく美味しい。
2皿目。
モンブラン系で責めてみました。
【むらさきいものモンブラン】
見た目から必ず食べたいと思っていたケーキです。むらさきいもの部分は思っていたよりも少なめですが甘過ぎないので非常に食べやすい。生クリームにスポンジ、さつまいものクリーム、下地にはパイ生地が敷いてありました。
【チョコモンブラン】
かなりしっかりとした食感のチョコレート版モンブラン。ガナッシュがとてもまろやかで生チョコクリームもいい仕事してます。チョコスポンジに生クリーム、これも栗が丸ごと入ってました。
チョコレートが好きな方にはこのモンブランはありかと思います。ただここのモンブランの中でもサイズが特大ですのでご注意下さい。
【栗のモンブラン】
マロンクリームにココアスポンジ、生クリームという定番の組み合わせでした。ここでも栗の存在感がしっかりと出されていたと思います。ただアンジャルダンさんのモンブラン系はチョコやむらさきいもなんかの変わり種の方がインパクトがありますね。今回の新商品だった桜のモンブランもそうですが次にまた頂くならこちらの栗のモンブランはあえて食べなくてもいいかも知れないな~と感じました。何か栗に特化したものがあればいいんですが良くも悪くも普通のモンブランなので。
3皿目。

【苺カスタード】
苺とカスタードという定番の組み合わせですがかなり豪華な見栄えです。表面には艶出しにナパージュ、そして苺は大きくカットされたものが惜しげもなく使われており、総合的な満足度は高いです。アンジャルダンさんのスポンジは本当にしっとりと上品に仕上げられてますね。スポンジだけでも嫌にならずに食べれるのは凄い事だと思います。下手な安物のケーキとかは上のクリームだけ食べられますけどスポンジがスカスカでパサパサというのも普通にありますからね。
【レアチーズ】
最初目にした時にてっきりナッツ系が乗っているのかな?と思ってましたがクッキーでしたね。
表面にはサクサクの食感が嬉しいクッキー、クリームチーズがたっぷりと使われていました。どちらかと言うと濃厚というよりもあっさりとしていましたね。けど癖がなく非常に食べやすいです。
【ティラミス】
マスカルポーネチーズの濃厚な風味とコーヒーのほんのりとした苦味がとてもよく合わさっていました。にしてもこれもティラミスにしては相当デカイですよ。普通はこの半分くらいのサイズかと思います。食べごたえがありました。
4皿目。

【ガトールージュ】
カシスの色合いが美しい見た目的にも色鮮やかなケーキ。こちらもナパージュにカシスのムース、生クリーム、そしてカスタード。甘酸っぱい風味とカスタードの甘さがよくマッチしてます。タルト生地のサクサク感もいいですね。カシスが比較的酸味が際立っているので後半でもこれなら問題なくオーダー出来るかと思われます。
【苺のタルト】
これも定番ですけどバランスが取れてました。タルト生地が非常に好みの食感でした。ザクザクとした歯応えと苺が間違いない組み合わせ。
【苺チーズ】
上には生クリームと苺。そしてスフレタイプのチーズケーキでした。かなりふわふわで最初フォークで頂いてましたがスプーンの方が食べやすいです。後で気付きましたがこれと普通のチーズケーキは苺が乗っかってるかどうかの違いだけみたいでしたね。特にコンプを目的にしていないのであればどちらかひとつで十分かと思われます。
5皿目。

【フルーツショート】
これもフルーツがふんだんに使われてました。酸味と生クリームの甘味、スポンジがよく加減されていたと思います。これもチーズケーキ同様、特に全種類制覇とか目的で行かれないなら苺かフルーツのどちらかひとつでもいいような気がしますね。こういうと元も子もないかも知れませんが結局は上に乗ってる素材が変わってるだけですので。苺ショートとの差別化をするなら中のクリームに何か混ぜてみるとか、スポンジに工夫してみるとか幾らでも出来そうではありますよね。
【苺大福】
かなり大きめサイズの本格的な苺大福でした。ただケーキ屋さんのとネーミングしてある通り、中には苺とあんこ、カスタードとスポンジという構成になってましたね。生クリームも入ってたような気がします。どうやら今の時期限定で桜あん仕様になってるみたいですので気になる方はこの季節に行ってみるのもいいかも知れません。やはり餅はきますね。後半はちときつい。
【くるみシュー】
ザクザクとした食感とクッキー生地タイプのシュークリーム。カスタードはかなり濃厚な風味でくるみの食感もアクセントとして効いてました。くるみがあまり感じられないと聞いてましたので期待してなかったんですがこちらが思ってた以上にくるみの食感が効いてたので良かったと思います。もうひとつのチョコシューも次回チャレンジしたいところ。
6皿目、ラストオーダーになります。

【ショコラ】
生チョコレートのショートケーキ版という感じ。パリパリとしたチョコチップの食感が効いていました。自分としてはもっと濃厚な風味でも全然構わないですけどね。ただこれ以上になると甘さがくどく感じられる人もいるでしょうし、難しいところだとは思いますが。
【チーズケーキ】
シンプルなスフレタイプのチーズケーキでした。先にこれをオーダーするべきだったかも知れませんね。バリエーションがある方のチーズケーキを頂いてからだと少し物足りなく感じられてしまいました。純粋なTHEチーズケーキを食べたい方はこちらをオススメしますよ。
【マスクメロンのデザート】
グラスデザートです。こういう見栄えのデザートはこれからの季節にぴったりですよね。メロンが贅沢に入ってました。下はパンナコッタでしょうか。ほんのりと甘くて口どけのよい食感でした。
最後にサンドイッチだけ。
ふわふわなパンと卵とツナがうまい。
普段あまりこういうの食べないのであれですが普通にパン屋さんで売ってる感じでした。
今回は18品という結果でした。
全種類はさすがにレポしながらの写真取りながらでは結構ハードルがキツイ。時間は70分ですけど個人的には別に少ないなとは感じませんでした。
ただ今回は3組がケーキバイキング利用、その内1組は3人でしたので私を含めると5人を女性スタッフの方が全てお一人でオーダーの対応をしていましたからね。正直他の方のオーダーやケーキを届けに行ったりという時間ロスで多分5分以上は何も出来ない待たされる時間が発生していたのは事実です。同じケーキバイキングを実施されてるシュクレさんだと食べ終わったら自分でショーケース前までオーダーしに行くシステムですし、ほぼ無駄がないですからねあっちは。時間もここより長い90分で料金も安いという神仕様。個人的にケーキバイキングで断トツにコスパがいいのは大阪だとシュクレさんに軍配が上がるかと思います。
ただこちらのアンジャルダンさんはドリンクや軽食がセルフで好きなだけ楽しめるのとシュクレさんでは一度にオーダー出来るのは2つまでですがこちらは3つまで一度にオーダー出来ます。その辺をいかに上手く使いこなすかがバイキングを楽しめる鍵になると思いますね。
ケーキについてですが個人的な主観になってしまい申し訳ないのですがアンジャルダンさんのケーキはシュクレさんのケーキよりも大きいかと思います。最初ショーケース見たときに結構どっしりしてるな~と感じましたので。案の定オーダーして運ばれてきたのを見て圧倒されました。
どれも美味しかったのですが強いて幾つかオススメを挙げるなら、モンブラン系はどれもクオリティが高かったように感じました。特に季節限定の桜のモンブラン、チョコモンブラン、むらさきいものモンブランはお気に入りです。後はオーソドックスですけどショートケーキ。あのしっとりとしたきめ細かいスポンジは絶品でした。ガトールージュやオレンジショコラも素晴らしかったですね。逆に私個人の趣向からするとチーズ系はあまり響くものがなかったかも知れません。これはもともとチーズケーキはスフレよりもベイクドタイプが好みなのが大きいかと思われます。スフレチーズケーキがお好きならばかなりはまると思いますよ。そんなところでしょうか。
食べごたえとかひとつひとつのケーキのサイズ感なんかで言うとアンジャルダンさんは満足感が高いように思います。逆にケーキの質というか、しっかり作り込まれているな~と感じられたのはシュクレさんのケーキですかね。こんな風に言っておいて何ですけどどちらも美味しいです。何よりもどちらのお店に関しても共通するのはスタッフの方のサービス面が抜群に高いという点。
アンジャルダンさんには今回初めて伺わせて頂きましたが入店からお店を出るまでとても気持ちのよい接客だったように思います。こちらがオーダーする時もどうしても一人で注文をさばく事になるのでロスが生じます。それが分かっているから本当にすいませんという気持ちがこちらも何となく察する事が出来るというか。だから別にイライラもしませんし、むしろご苦労様ですという感じでした。私ならてんやわんやで多分ケーキひっくり返してますよ。さすがプロですね。
個人的には平日もし休めるならシュクレさん、土日しか休めないのならアンジャルダンさんという感じでしょうか。
大食いが目的ならただケーキを流し込んでオーダーすればいいだけの話なので沢山食べれるでしょうけどそれは過食に過ぎません。
沢山食べれるのは凄いと思われるかも知れませんが大切なのは自分が心から満足出来たかどうかです。もっと突き詰めて言えば胃袋ではなく、心が満足したかどうかだと思っています。
いつもそのバランスを取るのって難しいな~と自分に言い聞かせながら食べてたりします。
いつもは満腹君になるまで食べてしまいますが今回はいいタイミングで切り上げられたかな。
余裕をかなり残してのラストオーダーでしたのでこのくらいが何となく自分にとってはベストなのかも。とは言え週末行くとこは多分かなり食べちゃうと思いますけどね。
アンジャルダンさんでの初のケーキバイキング、とても楽しい時間と素敵な空間でした。
本当にありがとうございました。また次回。
あ、そういや傘忘れてきた。