セントレジスホテル大阪 ルドール 訪問日 12/29 前編

今年も振り返ってみるとあっという間の1年でしたね。自分自身もそうですが常に変化し、移ろっていくのが世の常。スイーツも同じく。
しかし最後の最後でまさかこんな展開になろうとは露知らず。その辺の誤算も含めての訪問です。
セントレジスホテル大阪フレンチビストロ『ルドール』へやって参りました。
年末ですからね。正直な話をしますと、
ネタ切れです、はい。
いや、探せばあるんでしょうけどこのところの忙しさに拍車がかかり思考停止モードに。
実はここを予約したのはかなり前なんですよね。その時は確かクリスマスデザートブッフェでテーマが『ホワイトプリンセス』だったはず。その後レストラン側からテーマを『クリスマスマーケット』に変更致しますとお詫びの連絡を頂きました。
こちらも正直クリスマスにこだわりがあった訳ではなかったので連絡を貰った時に全然構いませんよと承諾していたのですが。
しばらくすると再びレストランから連絡が。
クリスマスシーズンでのブッフェが終了し、私が予約していた日にちには新しく苺をテーマにしたスイーツブッフェを行うとの事(笑)。
さすがに笑いましたがこれはこれで面白い展開になったなと思いましたのでキャンセルせずに伺ってみる事にした次第です。
まぁそれが吉と出るか凶と出るかは読んでみてのお楽しみという事で…。
ホテルに到着したのは30分程前でしたがまだレストランの前には列が出来ておらず、ロビーにて待機させて頂きました。しばらくして時間が迫ってくると徐々に参加者が集まってきており、やはり苺シーズンだからなのか、どちらかと言うと普段スイーツビュッフェには来ないような客層が中心だったと思います。
さすがにこの年末にお一人様、しかも男1人で参加している変わり者はいませんね(笑)。
案内が始まったのは開始時刻の5分手前くらいだったかと。結構ギリギリなんだなと思いましたが案の定ここからあまり宜しくない展開になります。
お店に案内され予約の名前を確認後、順番に店内へと案内されました。先に書きました通り、色々と変更点がありましたので支配人の男性も『お待ちしておりました○○様』と非常に丁寧な対応をして下さり、スタッフの接客も抜群で気持ちの良い空間を創られていたように感じました。
今回案内された席はこちら。

店内は想像していたよりもコンパクトにまとまっていました。満席になったとしても割と落ち着いて過ごせるかと思います。これからのシーズンはカオス中のカオス空間ですからねどこも。それだけでも他のホテルとの差別化に繋がりますし。ただそのぶん、ビュッフェ台回りの導線は若干狭く感じるかも知れませんね。

ウェルカムドリンクのハニーストロベリースムージーが用意されてありました。特に感想はないです、はい。

ドリンクは全てお代わり自由でスタッフに頼めば温かい飲み物も運んできてくれます。
最初のオーダーを訊ねられたのですがこちらがアッサムと言うよりも早くシーズナルフレーバーティーソーダがオススメですと言われてしまい、じゃあそれで…と。来年は己の意見を押し通せるメンタルを養わなくては。
それよりも気になったのはいつもなら遅くても数分前には写真撮影の時間が設けられるのにスタッフからは3時一斉スタートなのでしばらくお待ち下さいとの話のみ。これはまさかハイアットと同じシステムなのでは…?と嫌な予感がその時点でぷんぷんとしてました。
するとこちらの読み通り開始時刻になるとスタートの案内がそのまま始まってしまいました(笑)。やはりそのパターンか~と考える暇もなく、とりあえずビュッフェ台に撮影をしに向かいます。
けど撮影組とすぐにスイーツへ手を伸ばす組とで半々くらいでしたからね。それにレストラン側が撮影タイムを設けていない場合はこちらが遠慮するのが当然なので他の参加者の方にご迷惑にならぬよう配慮しながら撮影。
そんな訳でインスタに載せる為だけに行く方はある程度覚悟しておいた方が良いかも知れません。私が参加した回がたまたまそうだった可能性も否めませんけどそうじゃない場合は結構大変だと思いますので。
私も軽食やらは後回しにしつつ、まずはスイーツのみ重点的に撮影していきました。苺の食べ比べにはかなりのカオス列が発生しており、とても撮影出来る環境ではなかったです。

この写真は途中頃合いを見計らって撮影したものです。苺に関しては後半でも品切れする心配はほぼ無いと見ていいでしょう。ただ軽食やスイーツはある程度整った状態で撮影したいならそちらを優先するべきですね。せっかくなんでサムネにさせて頂きます。
それではここからは各スイーツの感想と写真をご紹介。

今やスイーツビュッフェで見掛けない事の方が珍しい定番のショートケーキ。けどそれ所以にクオリティが高いショートに出会うのも難しいんですよね。こちらの苺ショートはスポンジがふんわりと言うよりもウェットで優しい感じ。生クリームは重たさを感じさせず、甘さが程良い仕上がりでした。とても食べやすいテイストだったと思います。

果肉入りの甘酸っぱいストロベリーソースがたっぷりとかかったパンナコッタでした。

表面を薄いゼリーでコーティングしてあり、その下には苺クレープの生地が巻かれていました。中は軽い食感の甘酸っぱい苺ムースと中央にはバニラムースでしょうか。

ハンドバッグの形を模したスイーツですね。表面にはキラキラとラメ素材が散りばめられており、苺ゼリーのような膜で覆われていました。中にはホワイトチョコレートのムースが入っています。下地には焼き菓子を思わせるクッキー生地が敷かれていました。

表面は乾燥ココナッツが全面に散りばめられていてウェットな食感。中はふんわりとしたスポンジ生地で一番下にはカスタードクリームという構成でした。

苺やカスタードクリームが乗せられたデニッシュ。こちらもそうですが後程紹介する焼き菓子なんかに関しても悪くないと感じました。

後でいいやとスルーしてたら結局食べなかったというオチ(笑)。その辺はまぁ言わなくても伝わりますよね。

これもご想像通りのテイストだと思います。苺マフィンに苺クリームが絞られた味。個人的にトッピングのアラザンはただでさえチープな見た目がより安っぽくなるような気がしてしまう。

ストロベリーチョコレートでサンドされており、ナパージュが施されています。黒ゴマのムースが非常に好印象。内容としても面白いですし、その中にもストロベリームースが入っていたりと苺と黒ゴマという異色の組み合わせが妙にベストマッチしていました。地味ながら今回一番美味しいと感じたスイーツ。

苺とバナナを掛け合わせた優しい食感のムースの下にはとろりと溶け出す完熟バナナのピューレが入っていました。こちらもちょっと変わってて面白いですね。にしても時計のモチーフが流行ってるんでしょうか。

かなり濃厚で甘めのキャラメルクリームが絞られており、その下には苺が丸々1つ入っていました。その苺を取り囲むようにしてカスタードクリーム。ただのパリブレストかと思いきや結構面白い内容でしたね。これも結果的にはリピートしていた品です。

シュークリームみたいなものかなと予想してましたがそれよりもどちらかと言えばパン生地とかそっちに近い感じですね。調べてみるとブリオッシュにクリームを挟んだものをトロペジェンヌと呼ぶそう。これも同じく苺とカスタードクリームという組み合わせでした。

これは可もなく不可もなくといった感じ。元々シフォンがあまり得意ではないのもあるのですが。

オペラと聞いたんでもっと本格的なものかと思っていましたがやはりですか…。それにしてもここはチョコレートで素材を挟むという手法が好きなんでしょうか(笑)。甘酸っぱい風味が特徴のミニオペラといった感じ。

帽子の形を模したストロベリーチーズケーキみたいですが完全にインスタ映え要員ですね。これで喜んでる客層は言わなくてもお解りかと。形に特徴があるだけで中身は特別なテイストが感じられませんでした。 
プリンは比較的悪くはなかったです。昔懐かしい固めの食感で私は個人的に好きでした。


詳しく書き残す時間が無かったのですがこれは結構良かったです。ヘーゼルナッツのほろ苦さとストロベリーの甘酸っぱさとが良い具合に調和されてて地味ですけど光ってたと思います。

こんな感じで焼き菓子類も用意されていました。正直他のスイーツよりこちらの方が美味しいのでは…と感じるものもありましたので。なかなかスイーツビュッフェでレベルの高い焼き菓子に出会えるのも稀ですよね。

ストロベリークリームがトップには絞られており、苺も乗っていますが特に響くものは感じられず。タルトで言うとこれよりクオリティの高いものはざらにあると思うので…。

タピオカだったかそれらしき物体が紅茶ゼリーの上に乗せられていました。取り口とスプーンのサイズが合わず四苦八苦。

ブルーベリーのジャムが乗ったエッグタルトみたいな焼き菓子でした。名札がついておらず後から確認したらエッグタルトでは無かったという(笑)。名札だけは用意しておいてくれるとありがたいです。

ほんのりと苦味を効かせた抹茶ムースの下に甘めのバニラクリーム、下地は焼き菓子のような食感のクッキー生地でした。苺ではなく抹茶という素材を持ってきていたのは好印象だったかな。小さいサイズですけど十分に抹茶の風味を楽しめる一品。

これもアラザンが乗っているので見映えだけは抜群ですね。ただこれ食べるなら某有名なドーナツ屋のドーナツ食べる方が余程美味しいです。

マカロンはまずまずといった感じ。焼き菓子のレベルは悪くないのかも知れませんね。

こちらも分類としては焼き菓子系でしょうか。ブラウニーとかに近い感じですね。
ある程度事前に把握してましたがそれなりに種類は豊富に取り揃えられていたと思います。サムネだけ撮っておきながら肝心の苺に関しては後編で書いていきますので。
それではまた次回。